ばねの強さ
標準6ばねにおもりをつるすと、長さが変わります。図1はAとBのばねについて、つるしたおもりの重さと、そのときのばねの長さを調べた結果をグラフにしたものです。つぎの問いに答えなさい。ただし、ばねと棒の重さは無視できるものとします。
(2003年 市川中)
(1) 図1からわかることは、つぎのどれですか。
ア. ばねの長さと、おもりの重さは比例する。
イ. ばねの長さと、おもりの重さは反比例する。
ウ. ばねののびと、おもりの重さは比例する。
エ. ばねののびと、おもりの重さは反比例する。
[式と考え方]
[答え]
(2) Aのばねに30gのおもりをつるすと、何cmのびますか。
[式と考え方]
[答え]
(3) 図2のように、天井にAとBの2つのばねをつるし、おもりをつるした棒でつないだら、ばねは2つとも60cmの長さになりました。つるしたおもりの重さは何gですか。
[式と考え方]
[答え]
(4) 図3のように、天井にAとBの2つのばねをつるし、おもりをつるしたら、AとBのばねの長さを合わせた長さが110cmになりました。Aのばねの長さは何cmですか。
[式と考え方]
[答え]
(5) (4)のとき、つるしたおもりの重さは何gですか。
[答え]
解説
(1) ばねAとBの自然長と、強さを表にまとめると、次のようになる。ばねの強さとは、1gあたりののびが、Bの場合、20cm÷10g=2cm/g となるのに対して、のび1cmあたりの、つるすおもりの重さが10g÷20cm=0.5g/cm となることをいいます。
自然長 強さ A 50cm 10g÷10cm=1g/cm B 30cm 10g÷20cm=0.5g/cm グラフより、おもりの重さが2倍、3倍、・・・になると、ばねののびの長さも2倍、3倍、・・・になっているので、ウが正解。
答え ウ
(2) グラフから読み取るか、または計算では、ばねの強さを使って、30g÷1g/cm=30cm
答え 30cm
(3) まずBのばねをAと同じ50cmまでのばす必要がある。そのためには、
20cm×0.5g/cm=10g が必要である。
そのあとさらに 60cm−50cm=10cm のばすと考える。その場合ばねAとばねBを1つの合成ばねととらえると、わかりやすい。並列つなぎだから、ばねの強さはたしあわされ、
1g/cm+0.5g/cm=1.5g/cm となる。
よって、1.5g/cm×10cm=15g がさらに必要となる。以上より、10g+15g=25g の重さをつるせばよい。
答え 25g
(4) ばねAとばねBの強さの比は 1g/cm:0.5g/cm=2:1 だから、そののびの比は、逆比の1:2となる。自然長の和は 50cm+30cm=80cm だから 110cm−80cm=30cm がのびの合計になる。よってAのばねは、30cm÷3×1=10cm のびる。このとき、50cm+10cm=60cmの長さになる。
答え 60cm
(5) ばねAとばねBを1つの合成ばねと考えると、直列つなぎだから、ばねの強さは次のように求める。
1g/cm×0.5g/cm÷(1g/cm+0.5g/cm)=1/3g/cm
よって、1/3g/cm×30cm=10g
答え 10g
考察
ばねの直列つなぎでは、ばねの強さは a×b÷(a+b) g/cm となります。
ばねの並列つなぎでは、ばねの強さは a+b g/cm となります。
ばねの長さが異なるときは、一方のばねをのばしたり、ちぢめたりして、まず長さをそろえましょう。あとは合成ばねと考えれば、簡単です。