溶解度

基本8

 物質が水に溶ける量は、温度によって変化します。下の表は、ホウ酸が100gの水にそれ以上溶けなくなったときの量と、温度の関係を示したものです。加えたホウ酸の量が多すぎて、溶け残ってしまった場合、水の量を増やすか、あるいは温度を上げることによって、残ったホウ酸を溶かすことができます。逆に水の温度を下げたり、蒸発させたりすると、溶けていたホウ酸が固体として出てきます。このことを考えて次の問いに答えなさい。計算して割り切れなかった場合、小数第二位を四捨五入して小数第一位まで求めなさい。

(2001年 東大寺学園)

温度 ℃ 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
溶ける量g 2.7 3.6 5.0 6.6 8.7 11.5 14.8 18.6 23.8 30.4 40.3

(1) 40℃の水50gには、ホウ酸は何gまで溶かすことができますか。

[式と考え方]

                             [答え]         

(2) 30℃の水50gにホウ酸を5g加えて溶かしたところ、ホウ酸は少し溶け残りました。ここに、温度は30℃に保ったまま水を何gか加えたところ、ちょうどホウ酸が溶けきりました。何gの水を加えましたか。

[式と考え方]

                             [答え]         

(3) 30℃の水50gにホウ酸を溶けるだけ溶かしたホウ酸水溶液と、70℃の水50gにホウ酸を溶けるだけとかしたホウ酸水溶液を混合し、50℃に保つと、何gのホウ酸が出てきますか。

[式と考え方]

                             [答え]         

(4) 20℃の水50gにホウ酸を溶けるだけとかしたホウ酸水溶液と、80℃の水100gにホウ酸を溶けるだけ溶かしたホウ酸水溶液を混合し、ある一定の温度に保つと、ホウ酸が4.1g出てきました。混合後の液の温度は何gですか。

[式と考え方]

                             [答え]         

解説

(1) 水の量が表の半分だから、溶けるホウ酸の量も半分になる。

8.7g÷2=約4.4g

答え 4.4g

(2) 表より温度30℃の水100gには6.6gのホウ酸が溶けるので、同じ水50gには、6.6÷2=3.3gのホウ酸が解ける。比例計算をすると、

3.3gーーーー 50g

5g ーーーー(75.8g)

これより、水を 75.8ー50=25.8g 加えればよい。

答え 25.8g

(3) 混合したホウ酸水溶液には水が 50g+50g=100g含まれるので、表の50℃の場合の11.5gをホウ酸の量の合計から引けばよい。

(6.6g÷2+18.6g)÷2−11.5=1.1g

答え 1.1g

(4) 次の表のようになる。
ホウ酸(g)   2.5   +  23.8   =  26.3
水(g)   50   +  100   =  150

すなわち、150gの水に26.3gのホウ酸が溶けた水溶液をある一定の温度に保ちホウ酸が4.1g出てきたのだから、26.3g−4.1g=22.2g のホウ酸が150gの水に溶けて、飽和の状態にある。比例計算すると

 22.2gーーーー150g

( 14.8g)ーーーー100g

水100g、ホウ酸14.8gで飽和状態の温度を表からさがすと、60℃となる。

答え 60℃

考察

この問題では使いませんでしたが、

析出量=溶解度の差×水溶液量の比    析出量=溶解度の差×水量の比

の式も重要です。